「読解力・高校生」って、検索すると・・・
日本の高校生の読解力、
世界4位から15位へ急落!
といった記事が出てきたりします。
なんだかちょっと煽ってる感じありますね、、よくないよくない笑
読解力を養うことはもちろん重要なこと
だと思います。
でも、その本当の意味ってなんだろうと
池上彰さんの
「なぜ、読解力が必要なのか?」
を読んでみました。
はい、とっても面白かったです。
(少し極端かな、と思うところもあるにはあるんですけどね)
今回は、
本を読んで印象に残ったポイントを
いくつか挙げてみたいと思います。
まず、一番印象に残っているのは、
池上さんが読解力のことを、
読解力とは、テキストのみならず
自分以外の他者、直面した状況などの
多岐にわたる『相手』のことを
「正しく理解する力」
と定義されていることです。
正しく理解する、ってところがポイントで、
多様性の時代、
読解力を養うことに意味を見出すとしたら、
こういうことかなあと思いました。
池上さんらしいな、と思ったことでいえば、
PISA調査(上述の調査)における読解力とは
「書かれたテキストを、理解し、利用し、熟考する力」とされていて、
出題者がどんな答えを求めているのかを推測しながら回答するのは、
読解力ではなく忖度力だろうと。
模範解答に近づこうと忖度する、
なるほどなあと思いました。
この本の後半では、
読解力にとって必要なものについて
書かれていますが、なかでも、
新聞や本を読むときに
「自分は何がわからないのか」を考えながら読んでいく。
「何がわからないかがわかると、ものごとは半分わかったも同じ」
「わからない」という場合はたいてい、
「何がわからないかが、わからない。」
という話。
正しく理解するために、
まず知ることから始める。
ということかなと、
とっても共感しました。
また、池上さんはこうも書いています。
ものごとを理解する一番の秘訣は、
アウトプット(発信)を意識した
インプット(情報収集)。
なにごとも人に説明する前提で、
問題意識を持って資料にあたり、
深く理解する。
知ったつもりで書かない。
知ったつもりで読み取らない。
大事なことだなと思いました。
アウトプットを意識したインプット。
というのは教わる立場ではなく、
教える立場に立って考えてみることで、
実践できるかもしれません。
これは、ベイジーのオリジナルプログラム
OSHIERU™にも通ずるなあと思いました。
YORIMICHI™やOSHIERU™を通じ、
一緒になって学びを深めていけたら
と改めて思った次第です。