みなさん、こんにちは。
ベイジー 西本です。
記事の構想はずっと前からあったのですが、
書きたいことが多すぎて破綻しました…
というわけなので、
まずは誰が見てもなるほどとわかるレベルの
簡易的な読み物を作りましたので
総合型選抜受験生の参考になれば幸いです。
総合型選抜とは
大学が掲げるアドミッション・ポリシーに
適合した人物を選抜する入試です。
簡単に言うと、大学が求める人物像に
見合った学生を選抜する入試です。
私立大学の80%以上、
国立大学でも70%以上の大学が
実施している代表的な入試方式です。
にも関わらず、募集人数は
一般選抜、学校推薦型選抜と比べ少なく
一般的な入学方法とは言えないのが現状です。
以下の資料にもある通り、
2020年年度のAO入試入学者数は
全体のたった10%、
国公立大学に至っては5%以下です!!
アドミッション・ポリシー
アドミッション・ポリシーとは、
各大学が公表している
「入学者の受け入れ方針」です。
大学だけでなく、学部学科独自に
存在することもあります。
大学、学部の特色や教育理念をもとに大学が
どのような生徒を求めているかを
明記しています。
文科省が掲げる「学力の三要素」
を満たす必要があるので
どことなく似てきますが大学によっては
しっかり味を出してくれています。
以下、私が気になったアドミッション・ポリシーです。
AO入試との違いは
AO入試と総合型選抜における明確な違いは
学力検査の導入、入学前教育の充実 です。
これに伴い、選抜方法や選抜時期に
若干の変更があります。
簡単にまとめたのが以下の表です。
旧AO入試 | 総合型選抜 | |
出願時期 | 8月1日以降 | 9月1日以降 |
合否発表時期 | 設定なし | 11月以降 |
選抜方法 | 書類 小論文 面接 |
左記に加えて 学力審査が必須 ※科目の口頭試問 |
これまではAO合否発表が
夏休み中に行われることもあったため
そこから一般に切り替えることもできました。
現在のスケジュールではそれは現実的
とは言えないため
一般と総合型を並行して進めていく
必要があります。
また、以前は、合格後入学までの間
全く学習をしないということも
多々あったようなので
入学前課題を出す大学がかなり増えています。
総合型選抜対策はどうすれば
あれこれやるべきことはありますが
なんといってもオープンキャンパスへの参加
が大事です。
行きたい大学が近くにないという学生も
一度は行ってみることをお勧めします。
オープンキャンパスでは、
大学について知るだけでなく
その大学の先生に自分をアピールできる
絶好のチャンスでもあります。
大学側も意欲のある生徒を取りたいと
思っています。
複数回実施するところもあり、通うことで
目をかけてくれることもあります。
またその逆もあり得ます。
行ってみて「なんか」違うってことも。
百聞は一見にしかず、百見は一行にしかず。
コロナ渦のこの時期なので無茶はいけませんが、
行ける人は行って肌で体感してみましょう。
総合型選抜対策①志望理由書
大切なのは、分析と手を動かすことです。
書き方にこだわるあまり、同じような
構成・内容の文章になりがちです。
まずは、自分を徹底的に
知ることから始めるべきです。
自分が何者であるか(現在)
どんなことを考え行動してきたか(過去)
何を目指し行動していくのか(未来)
をしっかり考えることが大事です。
次に、相手(大学)をきちんと知ることです。
HPに書かれていることを
まずは自分の言葉に変換してみてください。
難しい内容(ポリシー)をそのまま
引用しても意味がありません。
自分はこう捉えた(解釈)
その上で自分が大学の必要とする人材である
と伝えるべきなんです。
大学側はこれまでたくさんの
志望理由書、小論文を見てきています。
またか?と思われる内容ではなく、
こう解釈する子もいるんやな
と気に留めてくれるかもしれません。
分析が終わったら後は書き方にこだわらず、
まず書いてみてください。
そして、先生に提出してください。
「添削お願いします!」
いやーな顔されるかもしれませんが第三者に
みてもらわないと自分一人では
なかなか気づけないものです。
総合型選抜対策②小論文
志望理由と同じで、書き方にこだわり
内容のないものができがちです。
小論文対策については他にもいろいろな
サイトで書かれているので割愛します。
総合型選抜対策③口頭試問
総合型選抜になって課す学校が
増えてきたきました。
対策が難しく私も手探りの部分が
多くあります。
BAYESEEでは、
教科書内容を完璧にする よう指導しています。
完璧の定義は以下のとおりです。
定義を自分の言葉で伝えられる
公式や定理の証明、導出ができる
事象によりどういう問題が起こるか説明できる
教科書をただ読んだだけでは
できるようになりません。
疑問に持つこと、深掘りすることが大事です。
たくさんのチェックテストを作っているので
それを生徒に出して
自分の言葉で応える練習をしています。
選抜対策をしてくれるのは?
塾や予備校ではなく一番は学校の先生です!
今までの自分と一番長い時間
接している第三者は
担任、部活の顧問の先生に他なりません。
学校の先生を頼ってください!!!!
でも、本当にやってくれるのか?
学校の方針で総合型を軽視している
学校の先生と相性がよくないなどなど
学校に頼れない状況もあるかもしれません。
だからと言って、塾や予備校に通うのは
得策ではありません。
塾や予備校では学習指導や管理がメインで
総合型、学校推薦型選抜の対策を
きっちりしているところはほぼないからです。
ネット、参考書に書いてある情報を頼りに
取り組むのと大きく変わりはありません。
それでも、一人では難しいので
おすすめを挙げるとしたら
総合型選抜専門塾AOIです。
総合型選抜に特化した塾で
たくさんのためになる
ブログ、動画、イベントなどをあげています。
総合型選抜に対して
どうしてこんなに世間の評価が低いのか…
世間だけならまだしも
学校・塾予備校業界でも立場が低いのです。
一昔前のAO入試には
私自身もあまり良い印象がありません。
今は、これからは違うはずなのに
一般選抜で大学に行くことが
美学とされています。
確かに知識や技能は大事です。
習得には努力が必要なので、
その人の努力を垣間見ることができます。
ただ、社会に出て生き抜いていくには、
学力や技能だけでなく
様々な視点から物事を捉える能力
相手のことを調べて良悪を判断する能力
自分のことを分析して発信する能力
などたくさんの能力が必要です。
海外の大学ではすでにここに注目し、
学力のスコアよりも人間性や将来性に
重点を置いています。
以下のサイトでわかりやすくハーバード大学に
入学する方法を教えてくれています。
海外の大学に追随すべく行なった
大学入試改革にもかかわらず
その真意は伝わっていないのは悲しいですね。
声高に私は言いたい!
改革するなら人々の認識まで変えて!
でないと頑張っている学生がかわいそうです。
おわりに
BAYESEEでは、総合型選抜対策にも
力を入れています。
毎週行うOSHIERU™、YORIMICHI™は、興味を持つ
自分を知る
深掘りする
発信する
力を養う学びのプログラムです。
これはまさに総合型選抜で求められる能力
に他なりません。
無料体験指導(最大1ヶ月)を行なっています。
本当に自分が必要とする場所かどうかは
1回の体験ではわかりません。
ぜひお気軽にお問い合わせください。