大学入試改革に必要とされる力。
思考力、判断力、表現力。
って、よく聞きますよね。
ぼく自身もよく使ってると思います。
が、
なんでこの3つの力が必要とされるのかは、
あまり示されてないように思うんです。
受験のルールが変わるので、
それに向けて対策していきましょうね。
という感じ。
まあ、それで合格に近づくのであれば、
それも良しだとは思います。
ぼくは普段、教育の外にいる人間なので、
これは私見でしかないですが、
この入試改革の狙いは、
イノベーションを起こせる人材育成の
鍵を握るのが、思考力・判断力・表現力、
だからだと思っています。
ぼくは、クリエイティブディレクターとして
企業や企業の商品・サービスの
コミュニケーションを考える仕事
もしていますが、
ここ数年、
その流れは大きく変わったように思います。
詳しい話はここではすっ飛ばしますが、
(ぜひ、YORIMICHI™️でやりたい笑)
モノで溢れる時代、
解決する課題はどんどん減っていて、
人の心を動かしたり共感を生み出すものは、
「なぜやるか」・「なぜ必要か」といった
意志にある
ということだと思います。
これまでは与えられた課題に対し、
「何をやるか」、「どうやるか」、
正解を出す力があればよかった。
でも、
課題解決型のモノやサービスで溢れる今、
大事なのは「課題を見つける力」。
見つけるためには、
主体的でないといけないし、
現状に対し
「なぜ」を持ち続けないといけません。
「イノベーション」という言葉だけ聞くと、
天才がなしえる変革・革新的なもの、
と思いがちですが、
イノベーションの始まりは、
自分の中にある「なぜ」なんだと思います。
そして、たぶん、
この「なぜ」を作り出す力に、
思考力・判断力・表現力を養うことが
大きく寄与するんだろうと思っています。
実のところ、日本はイノベーションの面で、
世界にずいぶん後れをとっていますが、
その要因の一つは、
自己肯定感の低さじゃないか、
とも思います。
![](https://bayesee.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/date-2-1024x576.png)
なぜ、それをするのか。
を問い続けることは、
自分自身がどうありたいか、
を考え続けることでもあるんじゃないか。
思考力・判断力・表現力を養う
本当の意味はそこにある気がしています。