2021年12月25日 / 受験情報

思考力・判断力・表現力って。

大学入試改革に必要とされる力。

思考力、判断力、表現力。
って、よく聞きますよね。

ぼく自身もよく使ってると思います。

が、
なんでこの3つの力が必要とされるのかは、
あまり示されてないように思うんです。
受験のルールが変わるので、
それに向けて対策していきましょうね。
という感じ。

まあ、それで合格に近づくのであれば、
それも良しだとは思います。

ぼくは普段、教育の外にいる人間なので、
これは私見でしかないですが、
この入試改革の狙いは、
イノベーションを起こせる人材育成の
鍵を握るのが、思考力・判断力・表現力、
だからだと思っています。

ぼくは、クリエイティブディレクターとして
企業や企業の商品・サービスの
コミュニケーションを考える仕事
もしていますが、
ここ数年、
その流れは大きく変わったように思います。

企業やブランドは「なぜ」を問われる時代になった。

詳しい話はここではすっ飛ばしますが、

(ぜひ、YORIMICHI™️でやりたい笑)

モノで溢れる時代、
解決する課題はどんどん減っていて、
人の心を動かしたり共感を生み出すものは、

「なぜやるか」・「なぜ必要か」といった

意志にある

ということだと思います。

これまでは与えられた課題に対し、
「何をやるか」、「どうやるか」、
正解を出す力があればよかった。

でも、
課題解決型のモノやサービスで溢れる今、
大事なのは「課題を見つける力」。

見つけるためには、
主体的でないといけないし、
現状に対し
「なぜ」を持ち続けないといけません。

「イノベーション」という言葉だけ聞くと、
天才がなしえる変革・革新的なもの、
と思いがちですが、

イノベーションの始まりは、
自分の中にある「なぜ」なんだと思います。

そして、たぶん、
この「なぜ」を作り出す力に、
思考力・判断力・表現力を養うことが
大きく寄与するんだろうと思っています。

実のところ、日本はイノベーションの面で、
世界にずいぶん後れをとっていますが、
その要因の一つは、
自己肯定感の低さじゃないか、
とも思います。

こんなデータもあるくらいだし。

なぜ、それをするのか。
を問い続けることは、
自分自身がどうありたいか、
を考え続けることでもあるんじゃないか。

思考力・判断力・表現力を養う
本当の意味はそこにある気がしています。